さくら より 「唐人物語 (ラシャメンのうた)」
作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐
編曲:サザンオールスターズ
こちらもアルバムお約束の原さんボーカルの曲です。
アプリの「サザン+」を開いてみると「ラシャメン:洋妾(ようしょう)」と書かれているのですが、どういう意味かと言いますと、西洋人に囲われている妾(めかけ)のことを「ラシャメン」と言うそうです。
つまり歌詞の内容としては、妾の人が外国の人にもらわれていく様を歌っています。
歌詞の内容が凄くしっかりと書き込まれており、曲先ではなく歌詞を先に作ったのではないかと思ってしまうぐらい、深い内容となっています。
特に生と死について書かれている歌詞が大好きです。
個人的にはアルバム「さくら」の中では上位に位置する曲です。
サザンオールスターズのライブでは、残念なことに1999年の「Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)〜素敵な春の逢瀬〜」で演奏され、その後年越しライブ「ゴン太君のつどい」で最後となっています。
曲順としては「CRY 哀 CRY」の後に演奏されたのですが、雰囲気がガラッと変わり聴き入ってしまいました。
原さんがボーカルをとったサザンの曲は、どうしても「そんなヒロシに騙されて」や「私はピアノ」に注目が集まりがちですが、この曲はもっと有名になっても良かったのではないかと思います。
また、ベストアルバムの「バラッド3 〜the album of LOVE〜」に収録もされており、桑田さんの中でも曲としては評価されているのではないかと思います!
そして、昨年発売された「海のOh, Yeah!!」にもなんと、ディスク1の8曲目に収録されております。
これには正直ビックリしました!
だってライブで1回しか演奏されていない曲が、40周年の記念すべきベストアルバムに収録されるなんて、誰が予想したことでしょうか!
まぁ「海のOh, Yeah!!」のディスク1は「さくら」からの曲が多く、16曲中8曲という、アルバムの半分を埋めているという状態なんですけどね(笑)
「唐人物語 (ラシャメンのうた)」の前曲が「HOTEL PACIFIC」なのですが、これが先ほど説明したライブのように、雰囲気が変わりとても良い感じです。
ツアー前に放送された「やさしい夜遊び」にてこの曲がかかったのですが、桑田さんが「原さんの曲の中でも、好きな曲です!」と良好な反応をされていたので、もしかしたら今回のツアーもしくは、直近のライブにて演奏される可能性はあるのではないかなと思います。