Young Love より 「愛無き愛児(まなご) ~Before The Storm~ 」
作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐
英語補作詞:Tommy Snyder
編曲:サザンオールスターズ
歌詞は母親を求め辛い現実から旅立とうとする子供の歌です。
歌詞が進むにつれて、どんどん悲しさが増していくなんともせつない曲です。
途中で曲調が変わるのですが、この部分がなかったら本当に辛く悲しい曲になっていたことでしょう。
ライブでは1996年の「ザ・ガールズ万座ビーチ」にて初披露されそのままお蔵入りかと思いきや、1999年の「Se 0 no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス) ~素敵な春の逢瀬~」でも演奏されました!
「ザ・ガールズ万座ビーチ」では盛り上げ曲の一つ前の締めのような立ち位置で演奏されました。
このときは野外での演奏だったのですが、日が暮れた中で聴くこの曲は格別でした!
前曲が「胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ」だったので、このままテンションが上がる系の曲が来るのかなと思っていたらゆったりとしたピアノの音が流れこの「愛無き愛児(まなご) ~Before The Storm~ 」が演奏されたので正直意表を突かれました!
まさかここで一旦テンションを落ち着かせる曲をやるなんて流石サザンだな〜と思いながら聴いていました。
その後のレアコアライブの1997年の年越しライブ「おっぱいなんてプー」でも演奏されるのかなと思っていたのですが残念ながらスルーされてしまいました。
「ここで演奏されないということは、もう日の目を見ることはないんだろうな」と思っていたらまさかの「Se 0 no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス) ~素敵な春の逢瀬~」で復活を遂げるのですが、まさかの選曲で全くもって夢にも思いませんでした!
このときはアルバム「Young Love」から「胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ」「Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔)」「汚れた台所(キッチン)」と立て続けに演奏されたので、この後はもしかして「恋のジャック・ナイフ」辺りをやるのかなと思っていたらこの「愛無き愛児(まなご) ~Before The Storm~」が来ました!
「Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔)」を演奏してくれたので十分嬉しいサプライズだったのですが、これの曲が来たことによりそれ以上に感動してしまいました。
このライブは室内のドームでの演奏だったのですが、神秘的な映像とともにこの曲が演奏され、ドーム全体がなんだか不思議なムードになりました。
このライブ以降はソロやイベントでも全く演奏されていないので、久しぶりに演奏なんかされたらファンとしてはかなり嬉しいと思うのですが、果たして陽の目を見ることはあるのでしょうか。